前略
とりあえず、というか、当然のごとく2005年はやってきまして、過ぎ去った2004年、多くの皆さんのおかげをもちまして、なんとかどうにか、それなり(けっこう身の丈超えている量と伴わない質…と、自戒ですが…)の活動を続けることができました。
本当にありがとうございました。
そして、今年も宜しくお願い致します。
昨年は、なんといっても「災害」という言葉がなんとも生々しく私達にのしかかってきた年だったと実感します。
台風には実際に脅えさせられ、中越地震では、阪神大震災を思い出させる大きな被害となり、豊岡を始めとする県内北部地域の水害、そして年末に起こったインド洋での大地震に津波による想像を絶する被害。
そこには、人の命というものを改めて強く感じさせられ、自然というものの絶大なる力と、私達にできる限りの備えの必要性というものを再度考えさせられました。
被災された方々へ、心からお見舞い申し上げます。
さて、私達の活動は、大袈裟な言い方かも知れないのですが、対人に対するサービスということで「命」をお預かりする、もしくは、それ(命)と共にする(させていただく)といった活動であるかと言えるかと思います。
しょうがい者(児)といわれる方々と家人及び関係者のみなさんの暮らしに接してきて、やはり感じるのは、そこに「命」の尊厳というか、生きるうえでの「最低限の保障」はなされているのか?ということです。
あたかも今、これまでに長い歴史を経て創られようとしてきた「当事者主体のノーマライゼーションの考えに基づいた利用契約制度」が、表面は理念を継承したようにみせながらも大きく変貌しよう(させよう)としています。
私達、地域生活支援などと言いながら活動を行ってきたものにとっても、こんな時代にこそ、力と知恵を絞って、「誰もが暮らしやすい街=地域」へと向かっていく気持ちが更に必要であるかと思います。
しぇあーど及び地域生活を考えよーかいは、できるだけ多くの方々との思いを共有しながら、今年もそういった活動を進めていきたいと思っています。
「何があっても」、「できる限りを」の気持ちを大切に今年も活動していきたいと思います。
なにかと至らない点が多々あると思いますが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
草々