しぇあーど及び考えよーかい関係者みなさまいかがお過ごしでしょうか?。
あっと言う間に季節は秋、そして、年末年始を迎えようとしているのですが、。。
相変わらず、しぇあーどは、(と言うか、私の力量不足による)超過密スケジュールでてんてこまいしていますが、なんとかどうにか、2004年度も上半期を終え、2004年もあと2カ月を残すのみとなりました。
それもこれも、みな、利用者さんはじめ、関係者みなさんのそれぞれのお力のおかげであると改めて実感しています。多くの関係いただいている皆さんへ、心から感謝いたします。
☆ 悲しいお知らせ
先月のこのしぇあメールでも、ふと、いつも思う時間の流れの速さと、それを抑制(コントロール)できない自らへの憂いさ(重心などといわれる方々の命=それを生きている時間とすれば…に対しての自らの無力さ)を記さしていただいたのですが、そんな中、10月26日(火)、山口智紀くん(尼崎市在住の利用者さんです)急逝されました。その翌日、我々しぇあーどスタッフと共に、機械(人工呼吸器など)を持って、お家へ帰って、「さあ、これから!!」と、彼を取り巻く(本当に取巻いていた、関係三事業所のスタッフみなさん)みんなで立てた支援計画を基に、これからいろんな楽しみをと、みんなが思っていたのですが…。
間違いなく(私が思う)、その時期でない彼の生命のその時に出くわした(迎えたとはとても言えない)我々は、とてつもなく深い悲しみと無力さを感じました。
生命というものが、その存在が如何なるカタチでも…、とするならば、彼=智紀くんの生命は、いつまでも我々の心の中にあるのかな?、そんなことを今も思うこの頃です。
智紀くんのご冥福を心からお祈りしています。
☆ 嬉しいご報告
去る11月6日(土)、しぇあーどスタッフ、アンパンマン・井ノ上選手が、伊丹シティホテルにて、めでたく結婚いたしました。
お相手は、しぇあーどの活動にも協力いただいています看護師のみゆきさんという方で、同級生ということです。
挙式に披露宴は、お二人のご両親、ご兄弟、ご親戚みなさんに友人などなど、多くの関係皆さんに囲まれて、華やかにかつ、温かく楽しい雰囲気の中、行われました。
今頃は、南半球の大陸あたりでハネムーンを存分に楽しんでいることかと思います。
こうのいけに帰還後は、一回り大きくなった(なってるはず…腹回りなど…更に…)の勇二郎選手に大いにご期待ください。
お祝いいただきました皆さん、本当にありがとうございました。
☆ ばーべきゅー大会が行われました
子どもの居場所づくり事業との共催として、ばーべきゅー大会が、10月17日(火)、伊丹養護学校校庭で行われました。
とてもいい天気に恵まれ、多くの参加者みなさんがバーキューを満喫されていたようでした。
準備を含め、実行委員のみなさん、ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした。
今後もこういった取り組みを継続・発展していければと思います。
また、せんだっては、厚生労働省からも次年度のしょうがい児といわれる方々への放課後・休日活動への対策として「タイムケア事業」という名目の概算要求がなされています。
伊丹市でも、しょうがい児といわれる方々や多くの方の活動保障がなされるような取り組みをと期待しています。
☆ ボウリング&カラオケ大会が行われます
来る11月21日(日)には、しぇあーど・スタッフ主催によるボーリング・カラオケ大会が開催されます。
流れとしては、午前中にラウンドワン宝塚店でボーリング、昼食をこうのいけスペースで、デラックスに取りまして、午後からは、シダックス伊丹R171店にて歌いまくる!というプランのようです。
参加者皆さんは、大いにお楽しみに!、と盛り上がってください。
☆ いんふぉめーしょん
以下、ここんところめまぐるしく制度や法の変換議論がなされていますが、その一部や各団体さんの会報等をご紹介いたします。必要な資料は国本までご連絡いただければご用意いたします。
@. いわゆる『改革のグランドデザイン』(案)(第19回社会保障審議会障害者部会の資料)がWAMNNETにアップされています。
リンク 第19回社会保障審議会障害者部会資料
B. 「盲・聾・養護学校におけるたんの吸引等の医学的・法律学的整理に関するとりまとめ」(9/17) (医療的ケアが必要な子どもと学校教育のHPより)
☆ おすすめ講座・研修など
@.~地域における医療的ケア研修講座~2004年10月~2005年3月(京都)
12月末日〆切
リンク 「地域における医療的ケア研修講座」の案内
A.講演会 2004年11月16日(火)10時~ 鴻池小学校ランチルーム
『できるといいな、がいいのかも』~ハンディを持つ子が教えてくれました~
講師は、林やよいさん(伊丹市在住のイラストレーター)で、伊丹のミニコミ誌「チャチャネット」の編集に参加、毎日新聞大阪版の子育てページに月1回4コマ漫画を連載中で、第六回「人権絵本原作コンクール」で優秀賞を受賞されています。受賞作品の「見とってな!けんた!」は、とってもオススメの絵本です。
多くの方のお越しをお待ちしています。
☆ 今月のオススメ本
セックスボランティア河合 香織 (著) 価格: ¥1,575 (税込) 出版社/著者からの内容紹介 内容(「MARC」データベースより) |
☆ こうのいけスペース12月のお休みは
1日(水)18日(土)19日(日)30日(木)31日(金)です
年始は、4日(火)から開設の予定です。宜しくお願い致します。
☆ 雑感いろいろ
さて、めまぐるしく変化する社会情勢の中、しようがい児・者といわれる方々の暮らしも、木の葉の船のごとく揺れ動かされているのですが…。
制度に翻弄されてるんじゃないか?などとして始まった支援費制度ですが、正に翻弄されつづけてきた感が今を持って改めて感じる訳ですが…。
ですが、ばかりで申し訳ないのですが、介護保険が見直しの時期(次年度にはきっちりとした見直し案が改正として決定します。実施自体は平成18年度から)とあい重なって、支援費制度もその財政基盤の不備(もともとなかった=予測しなかった財政基盤の裏づけの無さ?)から、介護保険への統合といった流れと風向きが一般的となってきています。
そんな中、障害福祉の改革のグランドデザイン案なども提示され、何がなんだか?といった毎日ですが、その(グランドデザイン)内容(ポイント)はきっちりと押さえていたいと思います。
ひとつは、市町村への一元的(三障害含めた)な実施主体移譲があり、「過大なサービス提供がある」(など)というサービス供給を「計画的なものに」という観点から、「ケアマネジメントシステム」の導入、障害者計画の数値的義務付けなどがあげられています。
そして、応益負担(介護保険のような一律負担、と、利用量に応じた負担)が明確化されていくということも描かれているようです。
そして、サービス全体を再編していくということも言われています。
更に、事業者の参入の規制を更に緩和し、自立支援及び就労支援を前面に押し出した内容となっています。
また、精神障害者といわれる方々への福祉サービス利用の促進や、重度障害者への支援システムの構築も描かれています。
内容的には、いい意味、よくない点などがあろうかと思います。
ただ、多くの方が指摘しています点として「所得保障なきままの負担」導入であるとか、サービス共通の障害程度区分のスケールと審査会の在り方、更には解り難い「重度障害者包括サービス」、「地域生活支援事業」に至っては現行のガイドヘルプが無くなる?といった感すら感じ取られます。
市町村への権限委譲やケアマネジメントの在り方も甚だ疑問だらけであると言えます。
只、我々「地域生活支援」などという事業(活動)を行うものにあっては、「なにがあっても」、「どんなことがあっても」、多くの様々な方々が、「極あたりまえに自らの選ぶ街で暮らしていけるために」との思いを今こそ、強く持つ(実はいつもなんですが…)時期かな?と改めて感じるところです。また多くの方といろんな思いを共有できればと思います。