地域生活を考えよーかい

放課後活動を考える

千葉放課後連ニュース 2002/6/1号

掲載日:2002年6月2日
作成:NPO法人あかとんぼ福祉会理事長
千葉放課後連事務局長 松浦俊弥
(千葉県立四街道養護学校教諭)


 県の最新情報が入りました。昨日(5/31)の段階で、県障害福祉課の動きは、団体運営費補助に関して「利用人数下限の再考」に入った、とのことです。

 やはり「10名以上」では利用できる団体がどこもない、と県も認識をしたようです。しかし!遅すぎます。動きが。

 5月30日(木)にとある市役所の福祉課を、「あかとんぼ理事長」として訪問しました。

 そこで県の動きを聞いたところ、本当に全然知らないらしく、逆に私に「いつ頃決まるんですか?」と課長が聞いてくるような始末です。

 また、介護委託料助成(個人助成)については、県障害福祉課の田村さんは「今すでに制度のある自治体は、今の額に県の補助を上乗せして個人へ助成して欲しい。県は市町村の財政を支援するわけでなく、あくまでも個人の支援をするのだから。県の課長会議でもそう伝える」と言っていたのですが、某福祉課長は「それは建前で、どこの市町村も苦しいのだから、上限額を買えずに、県の補助を今の制度内に組み込むはず。うちもそうする」と話してました。

 県の対応の遅れが、すでに市町村の勝手な理解を生む原因となり始めています。

 佐倉市は新たに本年度より「介護委託料一時助成制度」を開始するのですが、やはり県の制度が決まらないので困り果てています。他の市町村も同様ではないでしょうか。

 一つ千葉放課後連事務局長として提案させてください。

 3月に千葉放課後連が県障害福祉課と懇談したときには、県側は方向性として「個人助成は、県の補助を新たに今の市町村の補助額に上乗せする」「個人助成と団体補助を、一つの団体が事業を分ける形で同時に請求しても良い」「今、まだ制度のない市町村は、今回の県の制度化を受けて早急に制度を作る」という内容を語っていました。これを再確認するのと、県の動きを促すこと、また制度の内容についてあらゆる立場から意見を申し入れることなどを目的として、「懇談」ではなく、もう少し強い意味を持つ「申し入れ」をする必要があるのではないか、と考えています。

 千葉放課後連だけでなく、これに関わりのあるような団体に声をかけ(「選べるネット」>など)、また障害児者の地域生活支援を応援する県議会議員に党派を超えて参加を呼びかけ、放課後クラブやレスパイト団体からの個別参加者を含めて、できるだけ多数で県と話をしてはどうか、という提案です。
 やるのなら、6月中旬の平日午前(10時から12時くらい。多くの方が集まれる時間帯を考えて)でしょうか。

 この案について何かあれば、来週中にご意見ください。 


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