<日本のホームヘルプサービスの現行制度>
現行のホームヘルプサービスの目的
- * 高齢者のホームヘルプサービスの場合
- 日常生活支援の目的:? (但し、1994年『新介護システム』では自立支援)
- 「介護保険」の「身体的介護」中心のホームヘルプサービス
- 「生活支援」(介護保険外)の「身体介護」のないホームヘルプサービス
- * 身体障害者のホームヘルプサービスの場合
- 日常生活支援の目的:「自立と社会参加」
- * 知的障害者のホームヘルプサービスの場合
- 日常生活支援の目的:「自立生活の助長」
- * 精神障害者のホームヘルプサービスの場合
- 日常生活支援の目的:「社会復帰、自立、社会参加の促進」
- 注)日常生活とその支援の意味
- 共生・多文化の地域社会における日常生活というのは、人が地域社会の一員としてその諸活動に参加し、「自己実現」を図る"土台"で、そこには当然、十分な栄養・健康・安全の確保・身体的自由・精神的自由といった基本的要件が含まれますが、それだけでもありません。ホームヘルパーの仕事は、その"土台"づくりの支援です。日本の場合、ホームヘルパーの現行制度では、その主な対象は高齢者や障害者(児)ですが、全身性障害、運動機能の障害がある人たち、知的障害者、精神障害者、痴呆性高齢者など生活リズムがとれない人たち、人との関係作りが苦手だったり閉じこもりがちな人たちが含まれ、日常生活基本動作支援、見守り支援、参加を促す支援etcが大事になります。