地域生活を考えよーかい

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支援費制度についての質問

太田卓司さん(北海道浅井学園大学人間福祉学部 教授)作成の【「介護と日常生活」の概念図】です。

掲載日:2002年8月3日
作成者:北海道浅井学園大学人間福祉学部教授
太田卓司さん


<日本のホームヘルプサービスの現行制度>
<日本のホームヘルプサービスの現行制度>


現行のホームヘルプサービスの目的

* 高齢者のホームヘルプサービスの場合
日常生活支援の目的:? (但し、1994年『新介護システム』では自立支援)
* 身体障害者のホームヘルプサービスの場合
日常生活支援の目的:「自立と社会参加」
* 知的障害者のホームヘルプサービスの場合
日常生活支援の目的:「自立生活の助長」
* 精神障害者のホームヘルプサービスの場合
日常生活支援の目的:「社会復帰、自立、社会参加の促進」
注)日常生活とその支援の意味
共生・多文化の地域社会における日常生活というのは、人が地域社会の一員としてその諸活動に参加し、「自己実現」を図る"土台"で、そこには当然、十分な栄養・健康・安全の確保・身体的自由・精神的自由といった基本的要件が含まれますが、それだけでもありません。ホームヘルパーの仕事は、その"土台"づくりの支援です。日本の場合、ホームヘルパーの現行制度では、その主な対象は高齢者や障害者(児)ですが、全身性障害、運動機能の障害がある人たち、知的障害者、精神障害者、痴呆性高齢者など生活リズムがとれない人たち、人との関係作りが苦手だったり閉じこもりがちな人たちが含まれ、日常生活基本動作支援、見守り支援、参加を促す支援etcが大事になります。


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