地域生活を考えよーかい

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セミナー報告・「障害者スポーツのこれからとパラリンピック」

掲載日:2002年11月27日
文責:「あんちゃん」さん


今日のセミナーの報告です。

「障害者スポーツのこれからとパラリンピック」

講師:横浜の写真家
主に、パラリンピックの写真のスライドを見ながら、説明を聞きました。
歴史;
日本でパラリンピックが広まったのは、長野あたりからですが、東京オリンピックの頃から、はじまったそうです。
種目;
車椅子マラソン、水泳、スキー、スケート、車椅子バスケ、車椅子テニス、シッティングバレー、ボッチャなどなど、ほんとにいろいろあるそうです。また、どんどん、新しい種目がでてきています。(車椅子や、用品の開発など)
報道;
長野パラリンピックあたりから、報道され始めるまでは、あまり報道されてませんでした。講師の写真家が、パラリンピックの水泳の取材をしている時、横にいた報道のディレクターが、「これを放送していいのか。」と、報道規制したそうです。アスリートとしてではなく、見せ物のように障害者スポーツを差別的にみたり、理解されていない部分があるとのことです。


<水泳>
障害の程度を点数化して、細かく分けているそうです。
<陸上>
視覚障害の方は伴走者と走りますが、伴走は前に出たら失格になるし、遅くても、メダルを狙えない、ずっと選手と一緒なので、性格などもあり、みつけるのが大変だそうです。
車椅子マラソンは、自転車ほどのスピードが出るそうです。毎年、標準記録などは、速くなり、レベルが上がっているそうです。グローブは自分の手に合い、スピードの出るものを、手作りします。摩擦などで、長く使うと、擦り切れていました。
大分で大規模な、車椅子マラソンの大会があります。
<テニス>
車椅子テニスは、一般の大会にも出ることができます。(現実には難しい) 通常、1バウンドを、ハンディとして、2バウンドまでokです。
<ボッチャ>
ボールを目標に近づけ、点数で競う競技らしいです。重症心身障害の方なども参加されるそうです。ボールを口や、体でころがしたり、視覚障害の方は、音で、目標を判断したりするそうです。


支援;
パラリンピックはオリンピックのように、選手を支える支援が十分ではなく、プロでやっていくのは、厳しい現状だそうです。
強い選手になると、車椅子や、スポーツ用品などの会社のバックアップはあるそうです。
タイなどは、メダルをとると一生暮らせる報奨金が出るそうです。
その他;
バリアフリーなど、ヨーロッパに比べると、人の意識が違う。ヨーロッパにも段差はあるけど、みな助け合い、声をかけやすい。日本は、段差さえなくせばいいというような雰囲気があるようなかんじが、あり、街中で頼みにくいような雰囲気がある。
ヨーロッパのバリアフリー展は、ダンスやパフォーマンスなどがあり、誰でも楽しめる雰囲気だそうです。また、車椅子や福祉機器も、いろんなデザインがあり、見ていて飽きないものだったそうです。
日本の福祉機器展は、オムツや杖など、小さなものでしたが、ここ数年、大きくなり、どんどんいろんな機器が開発されているそうです。
今回の講義はスライド中心だったので、文章だけでは、つまらないかもしれませんが、簡単にまとめました。
パラリンピックはテレビであまりしないので、水泳、マラソン、スキーなどメジャーなスポーツしか、見たことがなかったんですが、いろんなスポーツや選手を見れて、おもしろい講義でした。

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