「心神喪失者等医療観察法案」参考人質疑
http://www.geocities.jp/jngmdp/sankou.htm
「私は現在49歳になる精神障害者です。17歳で始めて精神病院に入院しましたが、それ以降も入退院を繰り返し通院も続けております。その意味で私も当事者精神障害者本人です。しかしこの法案について語るとき、私は躊躇せざるを得ません。それは本来ここに来て話すべき人たちがここにこられていないからです。本来耳を傾けられるべきものの声に耳が傾けられていないからです。
この法案があれば、対象者となったであろう方が、今精神病院の閉鎖病棟の奥深くあるいは保護室に拘禁されています。彼らこそがここに来て参考人として話すべきです。おそらく彼らにとって私の言葉は空しいでしょう。本人を抜きにした対策議論に加担した裏切り者の言葉でもあります。
それでもあえてここで話しているのは、この法案は精神障害者差別だからです。再び三度私たち精神障害者は人間でない、私たちに人権はないと国会が宣言しようとしているからです。」