前略。
今年度からいわゆる障害児・者に対しての施策もこれまでの措置制度から利用契約(支援費)制度となり、今後、それぞれの方が、望まれる地域で、望むべく生活が実現していく地域社会が創られていくことが期待されています。
しかしながら様々な理由等(サービス基盤整備の不備、各自治体財政等)により、極あたりまえの暮らし(生活)の実現が困難なケースも少なくないのが実情です。
特に心身共にリスクをお持ちの方、いわゆる医療的行為(ケア)が必要な方等にとっては、新制度のみでは、その制度が本来目指す理念である普通の暮らし=ノーマライゼーションの実現は困難であると実感しているところです。
一連の福祉基礎構造改革の中での訪問看護ステーションの果たす役割は重要であると考え、私どもは重度心身障害児・者といわれる方及びその家族の方々への地域生活支援の一端を担わせていただきたいと考えています。
極小規模な体制ではありますが、多くの関係皆様とのネットワーク形成を持って地域福祉の構築に努めていきたいと思います。何卒宜しく願いいたします。
早々