当人は現在養護学校小学部二年生。脳性まひによる四肢等の機能障害をお持ちであるが、同年齢期による発達段階時期にあり、活動力もあり、対人関係形成等においても重要な時期であると考えます。
家人は、養護学校を選択した理由として「より個別の教育支援の可能な場所」として、地域校を選ばなかったという経緯があります。
現状でベターであると考える日中活動(教育)機会が夏休み等の長期休暇間には寸断されるといった現状があり、障害児(といわれる方)にとっては、長期休暇での体験学習等を含めた活動機会の確保は容易でない現状があります。当人家人に春休みや前年の夏休みを振り返ってもらうと「ほとんど自宅で過ごしていた」ということでした。
現状で利用できそうなインフォーマルなサービスを日中活動に利用しても上記機会の確保・保障は困難であると考えられます。
また、家人・母は日中就労されており、父は夜間就労ということもあり、教育・生活(子育て)負担軽減及び支援も必要であると考えます。
上記理由から以下、計画を作成しました。日中活動保障という点では不足していると思われますが、今後、就学期(全般及び就学前も意味します)の生活・教育支援サービス基盤整備(障害児学童保育支援、放課後・長期休暇活動保障、一時預かり制度)を進めていくという目的を共通認識としたうえで、とりあえずの申請時間としました。
新制度が目指す理念と市主体の生活支援サービスの充実を、利用者が、当人主体のニーズを表示していくことで実現していきたいと考えています。
支援サービス計画書 A-1
○○ ○○様
○○ ○○様
2003年7月16日
支援サービス計画作成者氏名 李国本修慈
支援サービス計画作成者氏名 李国本修慈
支援に対する要支援および家族の意向 |
学齢期の発達段階にあり、他者(家人・学校職員)とのかかわりの機会を望まれる。休日及び長期休暇等も、その多くの時間を母子及び同居家人と家庭内で過ごしている現状である。 家人の希望として、「外へ出る機会を作ってあげたい」とのこと。また「春休みはほとんど自宅で過ごしていた」ということである。 まずは、当人の望む家庭外での活動機会の創出が望まれる。 また、家人の就労状況等からも介護負担の軽減を含めたケアプランが必要であると考えられる。 |
総合的な支援の方針 |
当人は貴重な発達段階時期にあり、家人・学校職員等との連携をもち、当人の望む活動機会の提供、及び、個別支援計画の作成とサービス提供を行っていきたい。 具体的な事項として、日中活動の機会(場所・内容・ヘルパー確保の上)の創出、当人の望まれる活動への支援、家人の介護負担軽減を含めたプランの作成と、今後の支援に関する情報の共有を行っていきたい。 |
支援サービス計画書 A-2
生活全体の解決すべき課題 |
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支援目標 |
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サービス内容 |
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