地域生活を考えよーかい

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兵庫県障害福祉課宛書面

支援費制度後、これからどんどん使いやすい制度としていくために
〜伊丹市肢体不自由児者父母の会・伊丹養護学校PTA有志のみなさんからの依頼書です〜

作成日:2003年9月18日
掲載日:2003年9月24日
作成者:李国本修慈


兵庫県障害福祉課緊
急一時保護家庭制度担当者様
2003年9月18日
伊丹市肢体不自由児者父母の会
伊丹市立伊丹養護学校PTA有志一同
依頼書

 前略

 秋暑厳しき候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。

 この度、伊丹市から緊急一時保護家庭制度におけます保護家庭に滝内あや氏家庭が認可申請を行ったということを聞きながら、なかなかその認可に至る過程が長期に及んでいることから、速やかな認可についてのご考慮を依頼するものです。
 これまでに伊丹市には短期入所施設はもとより、重度重複障害児・者を受け入れてもらえる家庭及び事業者は皆無であったといえます。
 その為、短期入所、緊急一時保護ともに近隣他市への依存となっていたことは周知のとおりであると存じます。
 短期入所には、家人へのレスパイトのみでなく、障害児・者当人が今後地域で暮らしていくための家庭的雰囲気での外泊経験ということが、その事業の目的となっていくと考えており、その意味からも、自らの町にこそ、その利用先があるということが大切であると考えております。
 そこに、滝内氏家庭が緊急一時保護家庭制度の申請者として我々障害児・者及びその家人に対しての生活支援活動を行うということに強く期待しているところであります。
 現状の支援費制度による短期入所事業にしても、「緊急時」や「医療的ケア等の必要な利用者」には利用しにくいものとなっております。これまでに重度心身障害児・者といわれる者に対して生活支援事業をしてこられた滝内氏家庭にその一端を担っていただけることは私ども障害児・者及び家人にとっては願ってもないことであります。
 県の財政等々の諸事情はありましょうが、今後、現状での支援費制度下の短期入所事業への移行(規制緩和による実施規定の見直し等により)も視野に入れたサービス基盤整備の一環として、私どものニーズに応えていただきますようご考慮のほど、重ねて依頼いたします。

草々

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