○○市教育委員会事務局
生涯学習部
生涯学習推進課御中
2004年6月21日
NPO法人地域生活を考えよーかい
代表理事 李 国本 修慈
市内しょうがい児童の放課後活動について
前略
時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
表記の件についてですが、現在、○○養護学校に在学中である児童みなさんについて、その生活実態を考えた時、貴課が掲げる「幼児から高齢者まで多種多様な学習機会の提供」及び「ニーズに対応するための各種施策の推進」について、お願いしたい点を以下に記しますので、充分なご検討を他課との連携をもって行っていただくようお願いいたします。
まず、小学校期にある児童皆さんに対して、貴課が行う児童くらぶ(学童保育)において、しょうがい児童保護者への利用促進をお願いいたします。
現在、児童等の教育を取り巻く環境においても「特別支援教育」にみられます「個別支援」の重要性が指摘されているところですが、それを行うにあたり、学校又は家庭のみでは、適切な個別支援は実現できない状況があり、また、しょうがい児特有の支援(保育・保護)の困難さがあるということは理解いただけるかと思います。
そういった中、2003年に施行開始となった支援費制度において、しょうがい児童といわれる方々の放課後活動(余暇活動)は、これまでの状況から飛躍的に拡がりをみせたといえます。
しかしながら、当市障害福祉課からは、今後、児童皆さんに対する支援費支給については、市の財政事情等から充分な支給決定ができないというような対応がなされています。
障害福祉課も、貴課との連携をもって、表記「しょうがい児童の放課後(及び余暇)活動」の実現について取り組んでいくとおっしゃっています。ぜひとも誠意ある取り組みをお願いいたします。
私どもも関連居宅介護事業所と共に、「しょうがい児童の放課後活動」についての実績・ニーズ把握等は行えるものですので、市民参画の施策推進及び潜在的ニーズに対する施策創設を強く期待するものです。
今回、○○養護学校に通う児童みなさんに対して、「学童保育」利用の推進(案内)が、充分に行えていなかった事などの説明と共に、今後の貴課の施策を進める方針・方向を明確に示していただきますよう宜しくお願いいたします。
草々