地域生活を考えよーかい

地域生活を考えよーかい

○○ ○○さん(たち)との係わりの中で、感じたこと、お願いしたいこと

変化する法(制度)の中で、なんだか更に切り捨てられていかれそうな(予感)方々への支援について、です。

作成日:2005年9月21日(水)
掲載日:2005年9月21日(水)
作成:李 国本 修慈

 これまでの経過及び、前回の支援会議での印象から、現状での支援費制度の移動介護という類型でのサービス提供には様々な問題(実態として行っている複数者介護が、そのプラン上では実施できないこと等)があるようで、今後、彼女のように、支援度が高い(と言われる)方々への支援の在り方を考える際には、新たな考え方(一律の同類型のみによるサービス提供ではなく)によるサービス提供プランが必要であると感じられます。

 ○○市においては、今後、新法に向けて、新たなガイドライン作成が行なわれていく(という認識と期待)と思われるのですが、その際には、彼女らのような重心といわれる方々のモデルケース(重度障害者でありながら、在宅療養のみではなく、屋外活動を必要=希望とされる方々の)を彼女らの支援実態(ニーズ実態)に合わせて作成されることを望む(期待する)ものです。

 さて、現状の対策としては、必要な場面に応じての二人目介護者の派遣や訪問看護の利用等が考えられる(実際に行っています)のですが、コスト面(事業所の…ではなく、支援制度における支給量の)で考えると、預かり(的な=日中の居住場所としての)と支援費の組み合わせ=例えば日中預かり(緊急一時保護者制度などによる)の中に必要な部分に二人介護を立案(提供)する等の考えは必要のように感じます。

 しぇあーどスタッフによる書面にもある通り、移乗の際や単独外出の際の二人支援は必須であると考えられ、今後は、現状の支援水準を維持するためにも、そういった具体的な支援内容に沿った考察が期待されるところです。

 現在、まさに制度が変化(自立支援法へと)する中、○○さんのようなケースを充分に検討し、今後、変化していく制度下での対応を視野に入れた支援計画が必要であると考えます(かと言って、現状で彼女たちの受給するサービス類型が、今後、重度訪問介護になっちゃうのか、重度包括支援ということになっちゃうのか…?、はたまた障害程度区分そのものにあてはまるのかしら?…などの不明瞭な点が多すぎるのですが)。

 そういった意味では、今後、しぇあーど(こうのいけスペース)は、日中の活動(居住)場所でもあり、個別の支援サービス提供者でもあるということが望まれるもの(だと勝手に解釈)で、勿論、そういった方向での支援体制を整えていく考えですので、○○さんお一人の支援プランに留まらず、上記の点を充分に議論していければと考えています。

 結局、支援度が高いなどといわれる方々への支援(サービス)には、その類型が「移動」であれ、「預かり(的)」であれ、「コスト」はかかるということ(は周知の通りであると思うのですが)、その最低(であっていいとは思わないのですが…)ラインを具体的に示していくということも必要かと考えています。

 新法の行方を探りながら(もう、追っかけるのは止めたいのですが)の模索状況ですが、現状で可能な手段での支援水準維持は行なっていきたいですので、そういったことを周辺皆さんとの共通理解としていただきたく、お願い致したいと思います。



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