地域生活を考えよーかい

地域生活を考えよーかい

今後のしぇあーどについて

2008年を迎えて、しぇあーどスタッフ会議での「今後のしぇあーど」についてのお話し内容です 。

作成日:2008年1月11日(金)
掲載日:2008年2月4日(月)
分責:特定非営利活動法人地域生活を考えよーかい

 年も改まり、すぐに年度末〜新年度を迎えるにあたって、今後のしぇーどについて考えいること等を以下に記してみます。
 まず、今年度(2007年度)初頭に示した事業計画を振り返ってみると、基本的な視点としての「24時間を支える体制構築」ですが、スタッフの不足(特に女性スタッフ)及び過密活動(については「労働」として捉えた際)によって、構築には至らず、後に記しますが、その理由等々を考えていく必要があると思います。
 「日中活動拠点(場所/所属先)」の確保と連携については、新規事業としての「日中活動事業」として位置付けていましたが、その質や、質を高める手段共に充分ではなく(むしろ負のイメージ)、新たなスペース確保も昨年末(12月)に検討するに至りましたが、実現せず経過しています。
 上記2点についてですが、まず、今後を考える際に、我々の活動の根本は、「地域生活支援」という活動であり、現状の社会システムで支えきれない部分(と言うよりも、システム等ではない隣人としての在り方)を(も含めた)身近な地域で支えあう(助け合う)というものであるのですが、この根本的部分をしっかり理解・認識していないと、その実現及び継続は至って困難であるといえます。
 今回、新規スペース建設を先送り(この先あるかは不明、むしろ可能性は少ない=物件的にも)したのも、そのあたりが最たる理由であり、本来あるべきカタチは、「支援の思いがある処にカタチを創る(あるいは出来る)」ことであって、カタチのみを作ったところで、先に述べた理念は育たないのではないかという危惧からです。
 更に、この活動を事業としてみた際の運営基盤(主に事業収益を指します)の不安定さも顕著であることが、解ります。
 続いて、「家人との暮らしの際にも、24時間、緊急時のイメージを」という点をとっても、なかなか実際には困難であり、それを「助け合い」あるいは「支えあい」と称して行えるほどの余裕や思いは、なかなか持てるものではないといえるようです。
 また、「関係者との連携」や「個別支援計画」においては、ここ数年の活動実績の中からも進展は、なかなか見られず、導く手段としての力量不足もあると思いますが、この際にも、スタッフ各人が、そういった力量を自らつけていくといった思いこそが必要であると思うのですが、この点についても同様な余裕(余力)の無さが要因であるように(も?)思えます。
 そして、設立当初から言う「収益事業」と「非営利活動」としての活動の混在した支援のカタチについては、その考え方自体に無理がある(決して個人的にはそうは思わないのですが、法人・組織としてはという意味で)と感じています。
 そもそも、非営利活動団体とは?というコトも示さねばならないのでしょうが、現状の社会システムの中では、非営利活動団体自体が、それらしい活動体であることすらが困難であると言わざるを得ません。
 具体的には、規制緩和という中で、NPO(特定非営利活動法人)も、活動を事業として行えるようになったのですが、ある意味、それは、他の組織(営利企業や社会福祉法人)と同様な立場に立ち、「活動(というよりも事業)を行う」ということでもあるのです。
 もう少し言うと、規制緩和という言葉とは正反対な規制(と言っても、社会に元々ある仕組みとしてのルールではあるのですが)がかかってくるということで、税制面や、事業指定等に関する行政指導や労働環境の整備だとかは、しっかりと行われる訳(勿論、それは必要なこと)です。
 奇しくも(と言うか)、「障害者自立支援法のみに依らない生活支援の創造」というイメージを掲げてみました(きました)が、障害者自立支援法に寄りかかり、現状の社会システムに合わそうとすればするほど、本当に支援を要する人への支援の量及び質(に関しては、そもそも高くは無いのですが)が、満たされないという結果になるようで、そんな中で、これ以上の目標=これまでに掲げてきた、例えば「ケアホーム」や「単身生活」への支援体制構築等は、極めて困難であるように思います。
 そして、「障害者ケアマネジメントによる社会資源の活用」と「社会資源の創造」についても、なかなか現状の法人の力量では、困難であると思えます。
 もちろん、そういった力量が、3年程度で作り上げられるのか?ということも言えると思いますので、目標として継続して掲げていきたいということと、「自らの思いを明確に、大切に」、「自由な発想での取り組みを創造」に関しても、それを引き出す手段と各スタッフの力量(以上に「思い」)が必要であるのですが、まだまだ難しいことなのかも知れません。
 で、今後の「しぇあーどについて」ですが、大きな理想的イメージは持てそうも無く、かと言って、決して後ろ向きではなく、少なくとも現状の維持(これすらも厳しくなっている現状があります)、そして着実に継続する中から、法人としての力量=各人の思いの湧出によって、行えることを推進できればと考えています。
 それと同時に考えていかなければならないことは、今の日本社会(いわゆる資本主義社会)では、以前(私などが尼崎で行っていた活動)のような自由な活動は在り得ないのかも知れませんが、その枠組み(現行の資本主義社会)にはまっているだけでは、間違いなく「人の暮らし」は支えようが無いと思えます。
 ですので、そういったカタチにはまらない活動の在り方をも示していきたいと考えています。
 問題は多岐・多彩であり、様々なシステム(と言うよりも、単純な人間関係)の構築や活動する者とその家族みなさんの暮らしの安定を実現できる法人の存在こそを示さなければと考えています。
 こういった活動(事業)にも、「ビジネスモデル」としての発想や実践があるのですが、仮に、そういったシステムが整ったとしても、それのみでは、人(の暮らし)に合わせた支援とはいい難いように思います。
 軸足(というか基本的・根本的理念)は、何処に置いているのかということは、しっかりと法人=各人で、確認していきたいと思います。

本文終了


この文書に対する、感想、意見、各種問い合わせ

【地域生活を考えよーかい】
トップページへ戻る