地域生活を考えよーかい


 学校評議員の皆様へ

作成日:2003年9月16日
掲載日:2003年9月16日
作成者:李国本修慈
 所属:鴻池小学校PTA


 前略
 本日は学校評議員会への参加ができず残念です。
 PTAの代表といたしまして、日頃のみなさんの活動等には心から敬意を抱くのとともに感謝しています。
 以下、先日溝淵校長からいただいた案内等に関しての私見です。みなさんのご意見もまた聞かせていただければと思います。
  1. 市内中学校におけるセクハラ事件について…新聞報道にもありました「口頭厳重注意」となった件ですが、その事実関係などを聞いてみると、中学校を含む学校教育に関して多くの問題が改めてみえてきたように思います。経緯については今回省略しますが、ひとつは、校内で起こった事態(セクハラがおきたことのみでなく、教師が休業し校内の様子がおかしいとの)に対しPTAからの指摘に情報を伝えようとしなかった学校(新聞報道後に急遽説明会を開いたと聞きます。昨年度はたてつづけに不祥事といわれる件が起こった際に教育委員会は「今後は二度と…」ということと「素早い情報公開を徹底する」と述べていたのですが)という点で大いに問題があると感じました。また、セクハラに関してはいわゆる「法」に照らしての「罪」として立件対象となるということで処分の理由となったそうですが、その教諭の「買春行為」に関しては「法」により立件できないということで処分の理由にはならないということでした。そこで考えるのは、学校(のみではないが)での教育のあり方に対する姿勢はどうなのか?ということ。「性」や「命」の大切さを伝える大人(教諭)の行為が、しかも職場(職員室)で堂々とそのようなことを発言していたと言いますから、我々としては信じ難いことで、そこには処分が及ばない不自然さと、まさしく「教え諭す」ものが、そういった状態(私から見ると異常に思える)となる、もしくは放置されている(いた?)学校体制(管理体制と言うのでしょうか?)に大きな問題があると感じて仕方ありません。なかなか中学生にもなる子供たちに説明がつきそうにない出来事であると感じてなりません。学校の管理体制(体質)も批判すべきでしょうし、我々親としての「こどもの教育を受ける権利」を守ることについても深く反省すべき出来事であると思います。未だ当事者間では話し合いが続いており、教育委員会もその推移を見守っていくということですが、我々が決して第三者ではない(子供の教育を受ける権利としての教諭の資質と学校体質の問題として)という思いから、多くの方に考えていただきたいことだと思います。
  2. 秋の地域行事について…小中学校での体育大会や地区社協の運動会等様々な行事がある中、せんだっての「多世代ふれあい清掃」は意義あるものだと感じました。1年と少しの期間、PTA活動をさせていただく中で感じることは、やはり、情報の共有という点かと感じるのですが、この秋に行われます行事等にも多くの方へ参加の働きかけをしていきたいと考えています。また、地区社協やSC21の在り方についても多くの議論が、その内部のみで行われるのではなく、広く外部の方にも参加していただきながら考えていく問題であると考えています。今回地区社協主催の住民運動会にはPTAも団体参加することとなりました。目的のひとつは、子供たちの参加の機会確保ということですが、もうひとつ、鴻池地区における自治会未加入者の方々への市民自治への関心を図るということも学校と共に推進していくべきことであると考えています。
以上、簡単ですが、意見書として羅列してみました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

追記…学校からの便りに児童会みなさんで決定したした体育大会スローガン「汗となみだ輝け燃えろ運動会!」に、えらく感激しました。今頃のこどもたちもこんな汗臭い言葉を持ってるんや…と。また、いぜん溝淵校長からお話のあった「競争」種目について考えるのですが、「きょうそう」は、「競う」ことで、「争う」ことでなく互いに認め合うことだと考えています。ですから、特に体育(運動)の苦手なこどもたちにも「競い敗れる」こと=「弱いこと(たとえば走力・走る力)」が、決して「悪い」ことではないということ(強いことのみが正しいことでもないということ)等を「競い合う」中で、子供たちに伝えてほしいと思います。もちろん「強さ」を褒め称え、「弱さ」に共感し、応援するということがスポーツの醍醐味だと感じます。
それから昆虫館での河上教頭の素晴らしい展示品を見てきました!。ホントに凄いですね。

                                 草々

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